指定医レポートの期日が迫っている。
今年は「6月末」が県への締切日。

なんだあ、結構時間あるしまだまだ大丈夫でしょ
なんて思っているそこのあなた!!
なめちゃいけない「指定医レポート」
去年の合格率、なんと6割!!

以前日記にも書きましたが、今まで経験した8症例についてレポートするんですが、
これが大変なんです!!

精神科の治療は、本人に同意なしに治療を行うことが多く(家族の同意や強制入院など)
人権問題に触れる恐れが強いんです。
なので、きちんとした法律にのっとって治療するんですね。
その法律の名は「精神保健福祉法」
つまりこのレポートも、あくまで「法律にのっとって」書かないといけないわけです。

加えて、『対象となる症例』についても規定があります。
何の疾患でも良いわけではなく、
「Aを●症例、Bを■症例・・・」
と決まってます。

つまり、対象となる全ての疾患についてきちんと治療をしている必要があるわけですね。

しかも、症例をレポートするには「有効期限」があります。
「指定医を申請する6年前までの症例」しか使えません。
しかも指定医申請できるのは
「臨床経験5年以上かつ精神科経験3年以上の医師」のみ。

精神科を選んだ医師は基本的にこの資格を取らないと自分ひとりで何にも出来ないので、
精神科医になってから指定医を申請する資格を取るまで、
「死に物狂いで」症例を集めます。

かく言う私も、この5年間
「■の症例が足りない」「▲の症例は書類の提出が遅れてたから使えない」などでバタバタしてました。

精神科医になって6年目になり、私にもやっと「指定医申請資格」ができました。
症例も集まったので、やっと今回の「申請」と相成るわけです。

で、先日レポートを「一応」やっと書き上げまして、
本日チェックをしてもらいに、古巣の大学に行って来ました。

あいにく私の敬愛しているDr(レポートチェックをお願いしているDr)は多忙でお会いできなかったので、秘書さんに渡してきました。

なんていっても、合格率6割!!ですので
チェックなしに出すのは非常に危険です。
お願いしているDrは毎年申請者のレポートをチェックされていますが、
その合格率はなんと100%!!
彼のチェックを受けて落ちた者はいないという評判です。
ただし、チェックも厳しい・・・。

来週からレポートの修正のために大学に通う日々が続きそうです。

とりあえず、たたき台は書けたんで気分が少し楽になったasukaでした。

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