手紙

2006年12月3日 映画
「最近映画を見てないなぁ」というダンナの一言で
昨日夜久しぶりに映画を見に行きました。

ダンナは「007」が見たかったようですが、
私は全く興味なし。
結局「007」は私の当直の時にでも一人で見に行ってもらうことにして、
今回はこの映画。「手紙」です。

あらすじはこんな感じ。
『親を亡くしたあと、2人だけでつつましく生きていた兄弟。
兄は弟の学費を手に入れるため、資産家の家に押し入り
老婦人を殺してしまう。
刑務所に入った兄と、俗世間に一人残された弟。
兄と弟を結ぶのは「手紙」のみ。
弟は希望していた大学進学も諦め、就職するが
就職先でも「刑務所に服役している兄」の存在が知れると
冷たい仕打ちに合い、仕事も恋愛も上手くいかず・・・』

原作は読んだことはありませんが
なかなか興味深い映画でした。
弟が「お笑い」を目指すんですが、そのネタも面白かったし。
ヒロインの沢尻エリカの「関西弁」が凄く妙で鼻につく感じはありましたけど
よく出来た映画でした。

刑務所で実際に放映されたと言う話を聞きましたが
服役囚は身につまされるだろうなぁ・・・。

世間は「犯罪者」のみならず「犯罪者の家族」にも冷たいというのは良くある話です。
映画に出てくる主人公(弟)の会社の会長さん(杉浦直樹)が言ってましたが
「君のお兄さんは、罪を犯したが、
その罪とは君に向けられる差別のことも含めてが罪なんだ。
罪を犯すならそこまで考える必要があったんだ」
というセリフは、考えさせられるものでした。

ただ、私自身の事に関して言えば、
仕事柄、「犯罪を犯した人」と接することは多いので
私自身あまり「偏見」は無いですね。
犯罪を犯した人にもその家族にも・・・。
家族は「被害者」だと思ってますから。

もし興味のある方は、一度見られることをお勧めします。

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