この週末、ダンナと一緒に私の実家に帰っておりました。

感想は・・・非常に疲れた。

父親の還暦祝いをするために帰ったのですが、
やっぱり疲れた。
自分の家を建てて初めて帰りましたが
自分の『本拠地』はもうここにはないことを実感した次第。

ただ、驚いたこと。
父親と会うのは2年ぶりでしたが、恐ろしく年をとっておりました。
父親の背中が非常に小さく見えて、なんか辛くなりました。

母親とは9ヶ月ぶりでしょうか。
けどやっぱりこちらも一気に老けて見えました。
まだ50代なのに・・・心痛が重なっているようです。
心痛の内容はここでは書けませんが・・・。

昔は心底憎んでいた両親でした。
けど今回帰ってみて、これからはいたわってあげないといけないなと感じてしまいました。
何のかんの言っても、私にはこの両親の血が流れている。
それは否定できない事実。


ちょっと昔の話を・・・。

10代から20代前半の頃。私は自分が嫌いでした。
そしてこんな自分に育てた両親を憎んでいました。
今から考えれば、お門違いもいいとこです。
誰のせいでもない、
自分が自分を嫌いなのは自分が自分を好きになろうと努力していなかっただけなのに、
自分の何が嫌いなのか、どういう風に変えたいのかなど、
自分で自分を変えようとする努力を怠っていただけなのに、
それを全部両親のせいにしていました。

人のせいにしても何も始まらないのに・・・。
そんなことをしても、何も得るものはなくて虚しいだけなのに・・・。

あのままだったら、今の私はいません。
多分精神科医ではなくて「診てもらう側」になっていたと思う。
医学部もドロップアウトしていたでしょう。
後に待つのは・・・
「やることが全部中途半端で、それを全部他人のせいにして、過去ばかり見ている後ろ向き」な人生だったと思う。

そんな「人間として最低」な私を変えるきっかけをくれたのがダンナです。
だから、私はダンナには感謝してもしきれません。
返せないくらいの恩がある。
だから仇で返そうか・・・なんて冗談冗談♪(笑)

おかげさまで今は、私は自分自身のことが好きです。
ナルシストではないですが、自分のことが気に入ってます。
確かに体格は太めで、顔は不細工かもしれませんが、
自分らしい性格になって、その性格が好きなので全然気になりません。
自分の好きな自分になれたと思います。
そして自分を変えるきっかけをくれたダンナを尊敬し、感謝しています。

ただ、今回実家に帰るまでは
ダンナに感謝していても両親に感謝の気持ちはもてませんでした。
そこまでの気持ちの整理はついてなかった。
できたら実家には帰りたくなくて、
今までずっと(結婚した時に一度帰ったことを除いて)盆も正月も仕事を入れて、わざと帰れないようにしてきました。

今回帰ったのも、動機は正直『義務感』だけでした。

けど今は、実家に帰ってよかったと思っています。
『自分が年をとる=親も年をとる』
『親はいつまでもこの世に居ない』
こんな当たり前のことがなぜわからなかったんだろう?

自分のことが好きになって、初めて両親に感謝できました。
自分のことが好きだから、
『私』を作り産み育ててくれた両親のことが、今は嫌いではないです。
両親の姿を見て、思いがけず気持ちの整理ができました。

まとまりのない文章になってしまった・・・。
今までいろいろあったけど、これからはできる限り『親孝行』していきたいと思います。

両親へ・・・
「今までいろいろとごめんね。そして、私を産んでくれてありがとう。」

コメント

けんちゃん
けんちゃん
2007年2月5日22:29

この日記を見て、同じ気持ちを持った者として
リンクさせて頂きます。

親父にもおふくろにも他の人にも多くのお世話と迷惑をかけている者として共感してしまったので。

ご迷惑かもしれませんがよろしくお願いします。

asuka
asuka
2007年2月6日18:14

けんちゃんさま<<
初めまして。asukaと申します。私の日記は表題のとおり「つれづれなるままに」書きなぐっております。ただ、秘密日記も書きなぐっておりますので、もしかしたらけんちゃんさまの私に対するイメージが変わってしまうかもしれません。それでもよろしいですか? もしそれでもよろしければ、相互リンクさせていただきますが・・・。

けんちゃん
けんちゃん
2007年2月6日22:12

asukaさま、ご配慮ありがとうございます。(o_ _)o))ペコ
ぜひお願いします。
書きなぐった秘密日記も、その人の思いですから、いろいろ知る、感じる事が自分には必要かつ大事だと思いますので、その辺は気になさらないで頂ければ幸いです。

asuka
asuka
2007年2月6日22:38

けんちゃんさま<<
了解しました。それでは相互リンクさせていただきます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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